【6月17日 AFP】2018年サッカーW杯ロシア大会(2018 World Cup)のアジア2次予選は16日、各地で試合が行われ、第16回アジアカップ(2015 AFC Asian Cup)王者オーストラリアは2-1でキルギスタンに辛勝し、インドを2-1で下したグアムがグループDの首位に浮上した。

 同日に行われたそのほかの試合では、韓国、中国、アラブ首長国連邦(UAE)がグループ突破に向けて順当に白星発進を果たしている。

 そのなかでも、太平洋に浮かぶ小さな島のグアムが、世界ランキングで格上のインドに勝利したことは、16日に行われた試合で最も注目を集めた。

 11日の試合でトルクメニスタンに1-0で勝利しているグアムは、グアムサッカー協会(GFA)のナショナルトレーニングセンターで行われたインド戦の前半38分、ライアン・ガイ(Ryan Guy)のロングスローをブランドン・マクドナルド(Brandon McDonald)がヘディングで合わせ、先制点を奪った。

 そしてグアムは後半17分、兄ショーン・ニックロー(Shawn Nicklaw)のアシストからトラビス・ニックロー(Travis Nicklaw)が追加点を挙げてリードを広げると、インドの反撃を1点に抑え、勝ち点6でグループDの首位に立った。

 グループBのオーストラリアは前半3分、マイル・ジェディナク(Mile Jedinak)の直接FKで先制したが、試合はホームのキルギスタンが主導権を握り、何度もチャンスを作ってオーストラリアの守備陣を苦しめた。

 それでもオーストラリアは後半22分、トミー・オアー(Tommy Oar)が追加点を挙げてリードを広げると、最後まで攻撃のテンポを緩めなかったキルギスタンは、試合終了間際に1点を返すのがやっとだった。

 9大会連続W出場を目指すグループGの韓国は、前半に李在成(Lee Jae Sung、イ・ジェソン)のゴールで先制すると、後半にはドイツ・ブンデスリーガ1部のバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)でプレーする孫興民(Heung Min Son、ソン・フンミン)が追加点を奪い、ミャンマーに2-0で快勝した。

 グループCの中国は、楊旭(Yang Xu、ヤン・スー)がハットトリックを達成するなどブータンに6-0で大勝し、グループAのUAEは、アジアカップでも活躍したオマール・アブドゥラフマン(Omar Abdulrahman)が決勝点を挙げ、東ティモールに1-0で勝利した。(c)AFP