【6月21日 AFP】女子サッカーW杯カナダ大会(FIFA Women's World Cup 2015)は20日、決勝トーナメント1回戦が行われ、世界ランク1位のドイツは4-1でスウェーデンに勝利し、準々決勝進出を決めた。

 ドイツは、セリア・シャシッチ(Celia Sasic)が2得点を挙げると、アーニャ・ミッターク(Anja Mittag)とジェニファー・マロジャン(Dzsenifer Marozsan)が1回ずつネットを揺らし、2003年と2007年大会の覇者は、女子W杯創設以来7大会連続でベスト8進出を果たしている。

 30歳のミッタークは、前半24分に単独突破から先制ゴールを決めると、ここまで4試合で5得点目を挙げた。

 その12分後には、ミッタークがFCローセンゴール(FC Rosengard)時代のチームメートであるアマンダ・イレステット(Amanda Ilestedt)に倒され、ドイツがPKを獲得。シャシッチが冷静に決めた。

 2-0で前半を折り返したドイツは、後半に入るとシュートの精度が低下したように見えたが、同33分、シモネ・ローダー(Simone Laudehr)のシュートがポストに跳ね返されると、シャシッチが頭でこれを押し込んでようやく追加点を挙げた。

 後半終了まで8分の場面でリンダ・センブラント(Linda Sembrant)が1点を返したスウェーデンだが、残り2分でマロジャンがだめ押しの1点を追加し、ベスト8進出を決めた。

 前回大会(FIFA Women's World Cup 2011)でまさかの準々決勝敗退に終わっているドイツは、次戦でフランスと韓国の勝者と対戦する。

 世界ランク5位のスウェーデンは、今大会で一度も白星を挙げることなく帰路につく。

 2003年大会の決勝で、延長戦の末にスウェーデンを退けW杯初制覇を果たしたドイツは、2年前に行われたUEFA欧州女子選手権(UEFA Women's Euro 2013)の準決勝でも1-0でスウェーデンを下し、結果的に優勝を飾っている。(c)AFP