ファン・ペルシーのフェネルバフチェ移籍が完了、12日に現地入り
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【7月12日 AFP】サッカートルコ1部リーグのフェネルバフチェ(Fenerbahce)は11日、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)からオランダ代表FWロビン・ファン・ペルシー(Robin Van Persie)を獲得したことを明らかにした。
報道によると、フェネルバフチェのアジズ・ユルドゥム(Aziz Yildirim)会長は、ファン・ペルシーの獲得交渉は10日未明に完了し、12日夜にプライベートジェットでイスタンブール(Istanbul)に到着する予定だと語ったと伝えられている。
ユルドゥム会長はトルコのスポーツ紙ファナティーク(Fanatik)と日刊紙ヒュリエト(Hurriyet)に対し、「真夜中まで懸命に働いた。われわれはファックスを5枚受け取り、6枚送って最終的に交渉は完了した」とコメントしている。
「ファン・ペルシーの移籍は完了した。フェネルバフチェにもう一人のスターが加わった」
ファン・ペルシーをめぐっては、ユナイテッド残留や、同じリーグのライバルであるベシクタシュ(Besiktas)への移籍もとりざたされていたが、ユルドゥム会長のコメントは、さまざまなうわさを収束させる意味合いもあるとされている。
報道によると、ファン・ペルシーの移籍金は470万ユーロ(約6億4000万円)で、12日にイスタンブールのサビハ・ギョクチェン(Sabiha Gokcen)空港に到着し、翌13日にはスタジアムで正式にサインするとされている。
昨季のリーグ戦で優勝したガラタサライ(Galatasaray)に次ぐ2位に終わったフェネルバフチェは、リーグの覇権奪回と、欧州の舞台で地位を確立するため、今夏の戦力補強に大金を投じている。
トルコ紙によると、フェネルバフチェの補強はファン・ペルシー獲得が最後ではないと伝えており、チェルシー(Chelsea)に所属するブラジル代表のラミレス(Ramires Santos do Nascimento)や、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に所属するオランダ代表のアリエン・ロッベン(Arjen Robben)獲得を目指しているとしている。
ユルドゥム会長はまた、レアル・マドリード(Real Madrid)に所属するスペイン代表GKイケル・カシージャス(Iker Casillas)への関心を今回初めて認めたが、カシージャスはその後、FCポルト(FC Porto)移籍を発表している。
そのため今季のフェネルバフチェは、ポルトから期限付き移籍で獲得したファビアーノ(Fabiano Ribeiro de Freitas)がゴールマウスを守る可能性が高い。
フェネルバフチェは移籍市場で活発に動いている。これは5月にスポーツディレクターに就任し、フェネルバフチェを欧州屈指のクラブにするという使命が課されたジュリアーノ・テッラネオ(Giuliano Terraneo)氏が主導している。(c)AFP