【8月10日 AFP】インド洋(Indian Ocean)の島国モルディブで、正体不明の残骸が国内の沿岸に打ち上げられたとの情報が当局に寄せられたことを受け、同国の警察当局は9日、昨年3月に消息を絶ったマレーシア航空(Malaysia Airlines)MH370便との関連を調査していることを明らかにした。

 警察によると、当局には8日、モルディブ北部の環礁に複数の残骸が漂着したとの情報が寄せられた。目撃情報の中には、約1か月前のものも含まれていた。

 モルディブの南西3200キロにあるフランス海外県レユニオン(Reunion)島では先月末、航空機の翼の一部が見つかっている。警察当局は、モルディブでの残骸発見情報は「レユニオン島での発見を受けて新たに注目されている」と述べた。

 地元メディアは、モルディブに漂着した最も大きな残骸は長さ約250センチ、幅約60センチのパネルで、リゾート施設の建設材とみられると報じている。だが、当局はこの残骸を海外の専門家に検査してもらうため保管している。(c)AFP