【9月20日 AFP】ラフィーニャ(Rafinha Alcantara)の長期離脱を余儀なくされたスペイン1部リーグ、FCバルセロナ(FC Barcelona)のルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督が、移籍禁止処分の期限を短縮できないかクラブ側が国際サッカー連盟(FIFA)に問い合わせたところ、認められないとの返答があったことを明らかにしている。

 ブラジル出身のラフィーニャは、ASローマ(AS Roma)と1-1で引き分けた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)の試合で右膝十字靱帯(じんたい)を断裂し、今季の出場は不可能になった。

 16歳以下の選手に関する国際移籍で、FIFAの規定を違反したとして、バルセロナには今年1月から1年間の移籍活動禁止処分が科されている。

 しかしながら、バルセロナは2016年まで所属選手としてプレーさせることが不可能と分かっていながらも、今夏の移籍市場でアルダ・トゥラン(Arda Turan)、アレイクス・ビダル(Aleix Vidal)の2選手と契約を結んでいる。

 エンリケ監督は、「FIFAとは数か月前から協議を行っていたが、結論は『ノー』だった」と語っている。

「だから私が新規獲得選手を戦力として計算に入れられるのは、来年1月まで待たなければならない」

 バルセロナは現在、ジェラール・ピケ(Gerard Pique)が4試合の出場停止処分を受け、トーマス・フェルマーレン(Thomas Vermaelen)が負傷を抱えている。そのためエンリケ監督は、オプション不足に頭を悩ませている。

 しかし、18日の練習ではダニエウ・アウベス(Daniel Alves)が3週間ぶりにチームに合流しており、戦列復帰する可能性がある。(c)AFP