「難民装い」欧州入り計画、IS容疑者8人拘束 トルコ
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【11月19日 AFP】トルコ・イスタンブール(Istanbul)で、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」のメンバーとみられる8人が警察に身柄を拘束された。半国営のアナトリア(Anatolia)通信が18日、報じた。容疑者らは、難民を装って欧州に潜入しようとしていたという。
同通信によると、8人は17日、モロッコのカサブランカ(Casablanca)からイスタンブールのアタチュルク国際空港(Ataturk International Airport)に到着した際に、トルコ警察のテロ対策班に拘束された。
容疑者の一人の所持品から見つかった手書きのメモには、密航船で地中海(Mediterranean Sea)を渡り鉄道やバスを乗り継ぐなどしてイスタンブールからギリシャ、セルビア、ハンガリーを経由してドイツ入りする渡航ルートの詳細が記されていた。
8人は警察の取り調べに対し、自分らは観光客だと主張。イスタンブールに数日滞在するつもりでホテルも予約していると供述したが、8人らの氏名でのホテル予約は入っていなかった。
欧州に大量流入する移民や難民をめぐっては、フランス・パリ(Paris)で13日に起きた連続襲撃事件の現場から、10月3日にギリシャのレロス(Leros)島で登録されたシリア国籍のパスポートが見つかったことから、安全保障上の懸念が持ち上がっている。(c)AFP