【11月20日 AFP】英メディアは19日、オーストラリア人指揮官のエディー・ジョーンズ(Eddie Jones)氏が、ラグビーイングランド代表のヘッドコーチ(HC)に就任する見通しであると報じた。

 英紙のデイリー・エクスプレス(Daily Express)とデーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)によれば、イングランドラグビー協会(RFU)がジョーンズ氏の現所属先である南アフリカのストーマーズ(DHL Stormers)に約10万ポンド(約1880万円)の賠償金を支払うことで合意し、ジョーンズ氏は、来年2月に開幕するラグビーシックスネーションズ(Six Nations Rugby 2016)から、イングランド代表の指揮官に就任することが可能になったという。

 地元開催のW杯(Rugby World Cup 2015)でイングランド代表が悲惨な結果に終わった責任を取り、スチュアート・ランカスター(Stuart Lancaster)前HCは、指揮官職を退いている。

 イングランド代表HCでは初めての外国人指揮官となるジョーンズ氏は先日、ランカスター前HCの後任が誰であろうと、同国の代表選手に対する高い統率力が必要だと語っていた。

「他の組織にコントロールされている代表選手をどうやって管理するか?誰がイングランド代表の指揮官に任命されることになっても、これが最大のタスクになる」

 ジョーンズ氏はオーストラリア代表HCとして臨んだ2003年のW杯決勝でイングランドに敗れると、4年後にはアドバイザーとして南アフリカ代表のW杯制覇に貢献した。

 日本代表のHCに就任したジョーンズ氏は、先日のW杯で南アフリカを破る大会史上最大の番狂わせを演じるなど、指揮官としての手腕を評価されている。