エンリケ監督、レアル戦に大勝も「褒め言葉はマイナス」
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【11月24日 AFP】FCバルセロナ(FC Barcelona)のルイス・エンリケ(Luis Enrique)監督は23日、「褒め言葉はマイナス」だとして、スペイン1部リーグの試合でレアル・マドリード(Real Madrid)に4-0で大勝しても、チームはまだ何も成し遂げていないと語った。
エンリケ監督は報道陣に対し、「褒め言葉はマイナスだ。われわれは称賛されているが、チームは現状をわきまえている。選手たちはプレーすること、目標を達成することの難しさを理解している」と述べた。
欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)で大会連覇を目指すバルセロナは、グループ突破を目指し、24日に行われる本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)でのASローマ(AS Roma)戦に照準を定めている。
21日の「エル・クラシコ(El Clasico)」で、宿敵レアルを一蹴したバルセロナは、リーグ首位の座に君臨し、さらにはリオネル・メッシ(Lionel Messi)が約2か月ぶりに戦列復帰を果たすなど、チーム状況は明るい。
エンリケ監督は、アルゼンチン代表のメッシがローマ戦に出場することを認めた一方で、21日の試合で負傷したハビエル・マスケラーノ(Javier Mascherano)は欠場させるとしている。
故障のため戦線離脱していたメッシについて、エンリケ監督は「完治しているし、けがは過去の話だ。彼は試合でプレーするための体力を回復させる必要がある」と語った。
ブラジル代表のダニエウ・アウベス(Daniel Alves)は、勝利がマイナス要素になる可能性について同調し、「勝利は真実でないことを信じさせる」とコメントした。
「勝利を収めて勝ち点3を獲得したことは最高だけれども、目標はさらに先にある」
「あれほどの勝利を手にしても、最後にタイトルを獲得できなければ、少しみっともないことだ」
(c)AFP