【1月17日 AFP】ダカールラリー2016(Dakar Rally 2016)は16日、最終第13ステージが行われ、ベテランのステファン・ペテランセル(Stephane Peterhansel、フランス)が、通算12度目の総合優勝を飾った。二輪部門では、KTMのトビー・プライス(Toby Price)がオーストラリア勢初の総合制覇を果たした。

 50歳のペテランセルは、リオ・クアルト(Rio Cuarto)で行われた最終ステージで安定の走りを見せると、プジョー(Peugeot)に1990年以来のタイトルをもたらした。

 ダカールラリーで歴代最多優勝を誇るペテランセルは、「最高の気分だよ。プレッシャーはとても大きかったけど、何とか乗り越えた」とすると、「記憶に残る勝利というものがあるけど、これは確実にトップ3に入るものだった」とコメントしている。

 28歳のプライスは、ダカールデビュー戦となった昨年大会(Dakar Rally 2015)で総合3位に入っていたが、今大会では第2ステージを制して以降、レースを席巻し続けた。

「オーストラリア勢で初のダカール制覇を飾れるなんて、信じられないよ」

「何と言えば良いのかな。何も考えられないよ、ショックを受けている。2度目の参戦で優勝できるなんて思っていなかったから」

「オーストラリアにいる家族や友人、ファンにとっても素晴らしいニュースになったよ!」