【1月8日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)に所属するルイス・スアレス(Luis Suarez)が、スペイン国王杯(Copa del Rey 2015-16)の試合後に暴言を発したとして、最大で同大会3試合の出場停止処分を科される可能性が出てきた。

 バルセロナは6日、国王杯5回戦第1戦で、RCDエスパニョール(RCD Espanyol)とのバルセロナダービーに臨み、4-1で勝利した。この試合、エスパニョールは2人の退場者を出し、さらに主審は見過ごしたものの、リオネル・メッシ(Lionel Messi)を激しく踏みつけたGKパウ・ロペス(Pau Lopez)も処分を下されておかしくなかった。

 すると、自身もロペスとの交錯でイエローカードをもらっていたスアレスは、試合後の通路でエスパニョールの選手たちを待ち構え、「ろくでなし」と呼んだという。そしてこれをきっかけに、警備員が制止に入らなければならないほどの乱闘が起こった。

 衝突の原因を作ったスアレスには、1試合から3試合の国王杯出場停止の処分が科されるとみられている。

 フアン・ムヌエラ(Juan Martinez Munuera)主審は試合の報告書で、「エスパニョールの選手が通路内の階段を上って控室へ戻るなか、スアレスは彼らを待ち受け、何度もこう言ってけんかを吹っかけた。『ここで待ってるからこっちへ来いよ。このろくでなしどもが』」と述べている。

「これをきっかけに、両クラブの選手の間で衝突が起こり、現場にいた警備員と両チームのスタッフが、間に入って止めなければならなかった」

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