アルアティアが今大会のダカールで2勝目、二輪部門は高温で競技短縮
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【1月15日 AFP】ダカールラリー2016(Dakar Rally 2016)は14日、第11ステージが行われ、四輪部門で総合連覇を目指すミニ(MINI)のナセル・アルアティア(Nasser Al-Attiyah、カタール)が優勝した。
ラ・リオハ(La Rioja)からサンファン(San Juan)までのコースで、今大会2度目のステージ優勝を果たしたアルアティアに続き、プジョー(Peugeot)のセバスチャン・ローブ(Sebastien Loeb、フランス)が約6分差の2位に入った。
世界ラリー選手権(WRC)で9度の総合優勝を誇り、今回がダカール初参戦となるローブは、今ステージのゴールから数キロ手前でマシンが故障し、チームメートのシリル・デプレ(Cyril Despres、フランス)にえい航されるという異例の形でフィニッシュした。
ミニのミッコ・ヒルボネン(Mikko Hirvonen、フィンランド)が3位、プジョーのステファン・ペテランセル(Stephane Peterhansel、フランス)がトップから8分5分遅れの4位に入り、二輪と合わせ計12個目となるタイトル獲得に向けて盤石の態勢を築いている。
総合順位では、ダカールラリーで歴代最多勝利を記録しているペテランセルが首位を維持し、アルアティアが51分55秒差の2位、トヨタ (Toyota)のジニエル・ドヴィリエ(Giniel de Villiers、南アフリカ)が1時間17分24秒差の3位につけている。
この日は気候が高温に達したため、二輪部門は243キロメートル地点まで短縮され、KTMのアントワーヌ・メオ(Antoine Meo、フランス)がステージを制した。
KTMはトビー・プライス(Toby Price、オーストラリア)が2位に入り、総合争いでは同僚のステファン・ソヴィツコ(Stefan Svitko、スロバキア)に35分23秒差をつけて首位を守っている。(c)AFP