ヒルボネンが第12S優勝、ペテランセルは総合Vに近づく ダカールラリー
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【1月16日 AFP】ダカールラリー2016(Dakar Rally 2016)は15日、第12ステージが行われ、ミニ(MINI)のミッコ・ヒルボネン(Mikko Hirvonen、フィンランド)が優勝を果たし、プジョー(Peugeot)の古豪ステファン・ペテランセル(Stephane Peterhansel、フランス)が残り1ステージとなる中で総合首位を堅守した。
ダカールで通算11度(二輪で6回、四輪で5回)のタイトルを誇るペテランセルは、総合連覇を目指すミニのナセル・アルアティア(Nasser Al-Attiyah、カタール)が総合タイムで約11分を詰めるなか、40分59秒差をつけて総合優勝に近づいている。
アルゼンチンのサン・フアン(San Juan)からビジャ・カルロス・パス(Villa Carlos Paz)までの931キロメートル、スペシャルステージ(競技区間)481キロメートルを走行する今ステージで、ダカール初参戦のヒルボネンは初勝利を飾っている。
5時間34分17秒でステージを制したヒルボネンに続き、アルアティアが9秒差の2位、トヨタ(Toyota)のリーロイ・ポールター(Leeroy Poulter、南アフリカ)が45秒差の3位に入った。
ミニ勢は、アルアティアのステージ2勝を含めて今大会通算3勝目を挙げている。
二輪部門では、ヤマハ(Yamaha)のエウデル・ロドリゲス(Helder Rodrigues、ポルトガル)がステージを制し、KTMのトビー・プライス(Toby Price、オーストラリア)が2位、ホンダ(Honda)のケビン・ベナバイズ(Kevin Benavides、アルゼンチン)が3位に続いた。
28歳のプライスは、総合争いで同僚のステファン・ソヴィツコ(Stefan Svitko、スロバキア)を37分39秒差の2位、ハスクバーナ(Husqvarna)のパブロ・キンタニージャ(Pablo Quintanilla、チリ)を53分10秒差の3位に抑え、16日の最終ステージでダカール初制覇を目指す。(c)AFP