ラオニッチが4強、準決勝でマレーと対戦へ 全豪オープン
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【1月28日 AFP】(更新)全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2016)は27日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第13シードのミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)が6-3、3-6、6-3、6-4で第23シードのガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)に勝利し、4強入りを果たした。
カナダの男子選手としては初めて全豪のベスト4に残ったラオニッチは、準決勝でアンディ・マレー(Andy Murray、英国)と対戦する。
2014年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon 2014)以来、自身2度目の四大大会(グランドスラム)4強入りを果たしたラオニッチは、モンフィスとの地力の差を発揮し、強烈なサーブを武器に2時間17分で試合に決着をつけた。
また、ラオニッチはこれで2016年の無敗記録を9に伸ばしている。ATPツアー大会でみれば、10月の上海マスターズ(2015 Shanghai Rolex Masters)3回戦でラファエル・ナダル(Rafael Nadal)に敗れたのを最後に、敗戦が一度もない。
落ち着きを保ち、意図のあるプレーを披露したラオニッチは、モンフィスのサービスゲームを3つブレークし、47本のウイナーを記録。うち17本を鋭いフォアハンドのショットで決めた。
現在25歳のラオニッチは、2年前のウィンブルドン準決勝ではロジャー・フェデラー(Roger Federer)に敗れている。今回、決勝進出の2度目のチャンスをつかんだが、相手は全豪で4度の準優勝を経験しているマレーとなる。
ラオニッチは、「次は僕にとって最大の挑戦になる。だけど、今の僕の力があれば、乗り越えられる挑戦だと信じている」と話した。
「気力と体力、すべてをコートで出し尽くして最高の戦いにするよ。その結果、このチャンスをうまく生かせたらうれしい」
(c)AFP/Robert SMITH