レアルとアトレティコはともにドロー、首位バルサとの差広がる
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【2月22日 AFP】15-16スペイン1部リーグは21日、第25節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)とアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)はどちらも引き分けに終わり、首位FCバルセロナ(FC Barcelona)との勝ち点差を維持することができなかった。
マラガ(Malaga CF)と対戦したレアルは、クリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が先制点を挙げたものの、ロナウドが得意のPKを失敗して追加点を挙げられずにいると、マラガのラウル・アルベントサ(Raul Albentosa)に同点ゴールを許し、引き分けに終わった。
カリム・ベンゼマ(Karim Benzema)とギャレス・ベイル(Gareth Bale)をけがで欠いたレアルだったが、ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督はハメス・ロドリゲス(James Rodriguez)をベンチスタートにするという決断を下した。
するとレアルは、トニ・クロース(Toni Kroos)のFKにロナウドが頭で合わせて先制。ロナウドは明らかにオフサイドポジションだったが、幸運にも得点は認められた。
その2分後には、ロナウドがウェリグトン(Robson Weligton)に倒されてPKを獲得。こちらの判定は疑いようのないものだったが、ゴール右を狙ったロナウドのキックはマラガのGKイドリス・カルロス・カメニ(Idriss Carlos Kameni)の横っ飛びのセーブに阻まれ、最終的にレアルは、ここで2-0にできなかったことが悔やまれる結果に終わった。
後半開始直後のあわやオウンゴールかと思われた場面は守護神ケイロール・ナバス(Keylor Navas)のファインセーブで防いだレアルだったが、マラガのCB2人の連携からついにゴールを破られ、ウェリグトンの折り返しをアルベントサに押し込まれて同点に追いつかれている。
この結果、レアルはバルセロナとの勝ち点差が9に開き、残り13戦で首位をとらえるのは極めて難しくなった。
それでもジダン監督は、「2ポイントを落としたのだから、厳しくなるのは間違いないが、われわれはあきらめない。まだ勝ち点39を積むチャンスがある。君たちはリーグは終わったと思っているだろうが、選手と私は絶対にそうは思わない」とコメントした。
一方、2位のアトレティコも本拠地でビジャレアル(Villarreal CF)と0-0のスコアレスドローに終わり、勝ち点8差とバルセロナに大きく水をあけられてしまった。(c)AFP/Kieran CANNING