ロナウドが4得点の活躍で批判一蹴、ジダン監督も「唯一無二の才能」と絶賛
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【3月6日 AFP】15-16スペイン1部リーグは5日、第28節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はクリスティアーノ・ロナウド(Cristiano Ronaldo)が4得点を記録するなど、セルタ(Celta de Vigo)に7-1で大勝。ジネディーヌ・ジダン(Zinedine Zidane)監督は「唯一無二の才能」と絶賛した。
ロナウドは後半開始早々、選手への要求が厳しいことで有名なレアルファンの一部からやじを浴びたが、批判の声に大量得点で応えてみせた。ロナウドはレアルで出場したリーグ戦228試合で計252得点をたたき出しており、スペイン1部リーグの通算得点数でテルモ・サラ(Telmo Zarra)氏を抜き、歴代2位に浮上している。
ジダン監督はロナウドについて、「見ての通り、クリスティアーノには4得点を奪えるだけの力がある。これほどの得点力を備えた選手はそう多くない。彼は唯一無二の才能だ」とたたえた。
「ファンが野次を浴びせるのはよくあることだ。レアルのファンは厳しいが、同時に選手をよく研究していて、常にこれまで以上を求めるんだ。だからこそチームは成長できるし、意欲を保てる。今の私はクリスティアーノのプレーに放心状態だよ」
ロナウドは先週、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)とのダービーに敗れ、リーグ優勝の可能性が事実上消滅した直後、チームメート批判と受け取れるコメントを残したことで注目を集めていた。
レアルはこの勝利で首位FCバルセロナ(FC Barcelona)との勝ち点差を暫定ながら9に縮めたが、バルセロナが敵地で行われる6日のSDエイバル(SD Eibar)戦に勝利すれば、その差は再び12ポイントに戻る。
ジダン監督が1月に就任して以降、レアルは本拠地での6試合で27ゴールを記録。しかし、前回のアトレティコ戦ではネットを揺らすことができなかった。(c)AFP/Kieran CANNING