【5月31日 AFP】15-16NBAは30日、プレーオフのウエスタンカンファレンス決勝(7回戦制)が行われ、ステフェン・カリー(Stephen Curry)が36得点の活躍をみせたゴールデンステイト・ウォリアーズ(Golden State Warriors)は96-88でオクラホマシティ・サンダー(Oklahoma City Thunder)を下し、クリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)と対戦するNBAファイナル進出を決めた。

 ウォリアーズは、カリフォルニア(California)州オークランド(Oakland)の本拠地で勝利を収め、4勝3敗でシリーズを制した。歴代最高となるレギュラーシーズン73勝を記録しているウォリアーズは、2季連続のNBAファイナル制覇で、素晴らしいシーズンの締めくくりを目指す。

 プレーオフで1勝3敗の劣勢に立たされながら、逆転でシリーズを制する史上10番目のチームとなったウォリアーズは、来月2日から、レブロン・ジェームズ(LeBron James)率いるキャバリアーズとのファイナルが始まる。

 この日、前半に最大13点差をつけられたウォリアーズだが、第3クオーターで逆転に成功。

 後半に3ポイントシュートを10本記録したウォリアーズは、2季連続でレギュラーシーズン最優秀選手(MVP)に選出されたカリーがそのうち5本を決めるなど、ウエスト第3シードのサンダーからリードを奪還。さらに、クレイ・トンプソン(Klay Thompson)とドレイモンド・グリーン(Draymond Green)の連続3ポイントシュートで、ウォリアーズは残り4分44秒で88-77とリードを広げた。

 対するサンダーも黙っておらず、ラッセル・ウエストブルック(Russell Westbrook)の得点に加え、ケビン・デュラント(Kevin Durant)が連続7得点を記録し、残り1分40秒で4点差まで迫った。

 しかし、カリーが3ポイントシュートでファウルを誘発し、フリースローを3本とも決めたウォリアーズは、試合時間残り26.8秒で10点差をつけて勝利を引き寄せた。

 ウォリアーズでは、トンプソンが6本の3ポイントシュートを含めて21得点を稼ぐと、グリーンも11得点に加えて、チーム最多の9リバウンドを記録した。

 一方のサンダーは、デュラントが27得点7リバウンドでチームをけん引したものの、ウエストブルックは19得点13アシストの好成績を挙げながら、フィールドゴール(FG)は21本中7本の成功にとどまった。

 カンファレンス準決勝で第2シードのサンアントニオ・スパーズ(San Antonio Spurs)を破ったサンダーだが、この日はチーム全体のFG成功率が38.2%に沈み、レギュラーシーズンで65勝以上記録した2チームを同一シーズンのプレーオフで破るという、リーグ史上初の快挙を達成することはできなかった。(c)AFP