デンはレイカーズ、ホーフォードはセルティックスへ
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【7月3日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のマイアミ・ヒート(Miami Heat)からフリーエージェント(FA)となっていたルオル・デン(Luol Deng)が、ロサンゼルス・レイカーズ(Los Angeles Lakers)と4年総額7200万ドル(約74億円)の契約で合意に達していたことが明らかになった。複数のメディアが2日に報じている。
NBAの各球団とFAの選手が正式に契約できるのは7日以降となるため、それまでは報道内容が確定することはなく、契約締結も完了しないが、水面下での交渉はすでに始まっている。
31歳のデンは昨シーズン、ヒートで74試合に出場し、1試合平均12.3得点、6.0リバウンド、1.9アシストの成績を残し、ワシントン・ウィザーズ(Washington Wizards)やユタ・ジャズ(Utah Jazz)も獲得に乗り出していた。
デンのニュースを受け、ヒートのドウェイン・ウェイド(Dwyane Wade)は自身のツイッター(Twitter)アカウントに「おめでとう、ブラザー。君は僕が出会った中でも最高のチームメートの一人だ。誇りを持って、友と呼ばせてもらうよ!」と惜別のメッセージを投稿している。
2014年にクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)へ移籍したレブロン・ジェームズ(LeBron James)に代わり、ヒートに加入したデンは、2月にクリス・ボッシュ(Chris Bosh)が肺血栓を再発させた後、スモールフォワードやパワーフォワードを務めていた。
シカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)、キャブス、ヒートを渡り歩き、NBAで12シーズンを過ごしてきたデンは、キャリア通算で15.5得点、6.2リバウンド、2.4アシストを記録している。
レイカーズはすでに、FA交渉が解禁となった1日にジョーダン・クラークソン(Jordan Clarkson)と4年総額5000万ドル(約51億円)で契約し、ティモフェイ・モズコフ(Timofey Mozgov)を4年総額6400万ドル(約66億円)で獲得している。
そのほかでは、ヨアキム・ノア(Joakim Noah)とニューヨーク・ニックス(New York Knicks)の契約が4年総額7200万ドル(約74億円)でまとまった。31歳のノアは、ニックスのキャップをかぶった自身の写真をインスタグラム(Instragram)に投稿し、「神のご加護を」とメッセージを添えている。
ニックスはすでに、ブルズでノアのチームメートだったデリック・ローズ(Derrick Rose)をトレードで獲得している。
また、仮契約の段階ではあるがアトランタ・ホークス(Atlanta Hawks)からFAとなったアル・ホーフォード(Al Horford)は2日、ボストン・セルティックス(Boston Celtics)と4年総額1億1300万ドル(約116億円)で口頭合意に至ったとみられている。
2007年にドラフト全体3位で指名されて以来、9シーズンをホークスで過ごしてきたホーフォードは、制限なしのFAとなる権利を得ている。オールスターゲームに過去4回出場し、昨シーズンは平均15.2得点、7.3リバウンド、3.2アシストの成績を残した。(c)AFP