【8月8日 AFP】リオデジャネイロ五輪は7日、テニスの女子シングルス1回戦が行われ、大会第1シードのセレーナ・ウィリアムス(Serena Williams、米国)は強い風が吹き荒れる中、ダリア・ガブリロワ(Daria Gavrilova、オーストラリア)を6-4、6-2のストレートで退け、2回戦に進出した。

 セレーナは2回戦でヨハンナ・ラーション(Johanna Larsson、スウェーデン)とアリーゼ・コルネ(Alize Cornet、フランス)の勝者と対戦する。セレーナは2014年のウィンブルドン選手権(The Championships Wimbledon)でコルネに敗れており、コルネが勝ち上がってくる場合はタフな試合になる可能性がある。

 星条旗柄のヘアバンドを着けて臨んだこの試合は、セレーナ自身が「危険」と形容したように強い風が吹き荒れる中で行われ、フラストレーションのたまる試合となった。

 テニス競技はこの日、センターコート以外で行われる予定だった試合は、強い風の影響で会場の囲いが壊れる被害が出るなど、プレーができない状況に陥っていた。

 セレーナは「かなり強烈な風だったわ。確か4年前のロンドン五輪決勝でも風が吹いてたと思うけど」とコメント。「今日は(強い風の影響で)センターコート以外のコートでは予定通りに試合を始められず、私自身も少し緊張したけれど、勝つことができてうれしい」

 セレーナはまた、姉ヴィーナス・ウィリアムス(Venus Williams、米国)と組む女子ダブルスの出場も確約した。36歳のヴィーナスはウイルスに感染した影響を受け、6日の女子シングルス1回戦で姿を消していた。

 現在世界ランキング1位のセレーナは、自身が獲得した五輪金メダルの合計数を6個に伸ばすべく、今大会では女子シングルスと女子ダブルスの2種目で金メダルを目指している。(c)AFP/Dave JAMES