「デルポトロの方が良い選手だった」―リオ五輪敗退のジョコビッチが称賛
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【8月9日 AFP】リオデジャネイロ五輪のテニス男子シングルス1回戦で敗退したノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が7日、ファン・マルティン・デルポトロ(Juan Martin Del Potro、アルゼンチン)が自分より「良い選手だった」と述べ、勝者をたたえた。
世界ランキング1位のジョコビッチは、2009年全米オープン(The US Open Tennis Championships 2009)王者のデルポトロに6-7(4-7)、6-7(2-7)で敗れ、目に涙をためながらコートを後にしていた。
2008年の北京五輪で男子シングルスの銅メダルを獲得しているジョコビッチは「今日の試合ではデルポトロの方が良い選手だった。彼が勝利にふさわしいよ」とコメント。
「これがスポーツだ。決定的な場面でデルポトロが素晴らしいテニスを披露した。彼を祝福するしかないよ」
6月の全仏オープンテニス(French Open 2016)で優勝し、キャリアグランドスラム(四大大会全制覇)を達成しているジョコビッチは、今回の敗戦を受け入れるのは難しいと語っている。
「こんなに早く大会を去るのは本当に悲しいし残念だけれども、負けた相手が良き友人であり、手術やけがで苦しんできたデルポトロだったのは良かったよ」
「僕の人生で、そしてキャリアにおいて最もつらい敗戦の一つだ。まだ傷は癒えていないよ」
(c)AFP