メイウェザー氏がリオ五輪観戦、目的は「スカウト」
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【8月15日 AFP】ボクシングの元世界王者で、2015年に無敗のまま現役を引退したフロイド・メイウェザー・ジュニア(Floyd Mayweather Jr.)氏の姿が、リオデジャネイロ五輪の会場で目撃されている。その目的は、リオ五輪で若い才能を「発掘する」ことのようだ。
メイウェザー氏は昨年、49勝0敗の戦績で現役を引退し、現在は39歳の新人プロモーターとして選手集めに余念がない。そのメイウェザー氏は、大勢の取り巻きを引き連れて連日リオ五輪のボクシング会場を訪れており、「五輪で将来のチャンピオンをスカウト中」とツイッター(Twitter)でその理由を明らかにしていた。
そしてどうやら、メイウェザー氏は未来の世界王者を見つけたと確信しているようだ。その選手とは、英国のジョシュア・ブアツィ(Joshua Buatsi)。ライトヘビー級に出場しているブアツィは、連続KOで話題を呼んでいる。
14日の準々決勝でも、ブアツィは巧みなボクシングを披露して銅メダル以上を確定させ、今大会で最も刺激的な発見との評価をさらに高めた。その試合の観客席にメイウェザー氏の姿はなかったが、ブアツィによれば、2人は13日に直接顔を合わせ、激励の言葉をもらったという。
23歳のブアツィは、「彼からは、『君は素晴らしいファイターだ。話は以前から聞いていた』と言われた。君は将来の世界チャンピオンだともね」と明かした。
「メイウェザーのような人からそう言ってもらえてうれしいよ。これまで見てきたなかで、個人的にはあの世代で最高のボクサーだと思うし、そのチャンピオンからそういう言葉を聞けてうれしかった」
(c)AFP