ライナー直撃で頭部にひび、エンゼルスのシューメイカーが今季絶望
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【9月6日 AFP】米大リーグ(MLB)、ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム(Los Angeles Angels of Anaheim)は5日、前日の試合で頭部を負傷したマット・シューメイカー(Matt Shoemaker)投手の頭蓋骨に「ひび」が入っていることを明らかにした。
4日のシアトル・マリナーズ(Seattle Mariners)戦で、シューメイカーはカイル・シーガー(Kyle Seager)の打球が右側頭部に直撃すると、その場でよろめいて膝をつき、動けなくなった。そしてチームメートがマウンドに集まるなか、数分間後にスタッフや選手に支えられながらベンチに戻っていった。
シューメイカーの容体について、エンゼルスはチームの公式ウェブサイトで、「頭部にひび割れと小さな血腫がみられ、今季は絶望的となった」と発表した。
エンゼルスのマイク・ソーシア(Mike Scioscia)監督によると、米シアトル(Seattle)の病院で一夜を明かしたシューメイカーは、事故に遭いながらも意識があり、会話ができたとしている。ソーシア監督は、「ずっと彼の意識はあった。病院スタッフが最善を尽くしてくれた。彼には鼻血のほかに、治療を必要とする症状があり、そこが心配なところだ」とコメントした。
一方、シーガーは事故について動揺を隠せず、「試合のことなど気にしていられない。ただ彼のことが心配だ。彼がグラウンドにうずくまり、トレーナーや医師が集まっている様子をみれば、試合のことなんて気にしていられるものか」と述べている。(c)AFP