「パラリンピックのチケットは売り切れる勢い」、大会組織委が報告
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【9月6日 AFP】リオデジャネイロ・パラリンピックの大会組織委員会は5日、チケットの売り上げが150万枚に到達し、全250万枚が売り切れる見通しであると発表した。パラリンピックについては財政難に加え、チケットの売り上げが伸び悩むなど、これまで暗雲が漂っていた。しかし、大会組織委はリオデジャネイロ五輪が閉幕した先月21日以降、チケットの売り上げが劇的に伸びていると報告した。
リオ五輪終了時点で30万枚しか売れていなかったチケットだが、大会組織委は5日に発表した声明の中で、「チケットの売り上げは150万枚に達し、記録的な勢いをみせている」とすると、「まだチケットは約100万枚残っているが、この調子が続けば、用意された250万枚が売り切れると予想されている」と述べた。
大会組織委はこの状況について、リオ五輪の結果やブラジル人選手の金メダル獲得への期待が、売り上げの勢いを伸ばす要因になったという見解を示しており、リオ五輪の広報担当者マリオ・アンドラーダ(Mario Andrada)氏も、「人々がお目当ての選手と試合日程を調べている」と自信をみせていた。
パラリンピックのメダル獲得数予想で、開催国ブラジルはトップ5に入っており、8日に行われる陸上男子1500メートルT11(視覚障害)では金メダル第1号の誕生が予想されるなど、複数の競技でメダル獲得の期待が高まっている。
今月7日に開幕するリオ・パラリンピックでは、全22競技で総勢4300人以上の選手が参加する予定とされている。(c)AFP