【9月14日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2016-17)は13日、グループリーグ第1節の試合が各地で行われ、グループCのFCバルセロナ(FC Barcelona)は、リオネル・メッシ(Lionel Messi)がハットトリック、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)が4アシストの活躍をみせ、セルティック(Celtic)に7-0で大勝し、これ以上ない好スタートを切った。

 バルセロナはこの試合、メッシとネイマールが今季初めてルイス・スアレス(Luis Suarez)とともに先発メンバーに名を連ね、3人全員が得点を記録した。

 ムサ・デンベレ(Moussa Dembele)がPKを外したセルティックに対し、バルセロナはメッシが2得点を記録して前半を折り返すと、後半に入っても攻撃の手を緩めず、ネイマール、メッシ、アンドレス・イニエスタ(Andres Iniesta)、そしてスアレスが2得点を記録し、スコットランド王者を完全に打ち負かした。

 試合前日にセルティックのブレンダン・ロジャーズ(Brendan Rodgers)監督から「世界最高のストライカー」として称賛されていたスアレスは、カタルーニャ(Catalonia)の地元テレビ局TV3に対し、「一緒にピッチに立って楽しめるようになったときから、これまで何度も見せてきた試合を今日もすることができた」とコメントした。

 一方、ロジャーズ監督は試合後、レベルに違いがあったことを認めたものの、チームに対して恥じることは何もないと語った。

「われわれより強い相手と戦ったのだから、恥ずべきことではない。彼らは特別な選手たちだ。前線の3人は好きなだけ相手選手を翻弄(ほんろう)することができる。われわれは5バックで挑んだが、動きのスピードやタッチなど、彼らがワールドクラスの選手であることを見せつけられた」

 勝利したバルセロナだったが、この試合が行われた本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)に数千人におよぶサポーターがカタルーニャ州旗を持ち込んだことで、欧州サッカー連盟(UEFA)から制裁を受ける可能性がある。

 スペイン王者のバルセロナは、昨季もサポーターがカタルーニャ州旗を試合中に掲げ、欧州サッカー連盟(UEFA)から15万ユーロの罰金処分を受けており、そのうち5万ユーロは、2年間の執行猶予が与えられていた。(c)AFP