バレンシアに1年間で4人目の指揮官、元イタリア代表監督が就任
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【10月2日 AFP】スペイン1部リーグのバレンシア(Valencia CF)は1日、最近1年間で4人目となるチームの新指揮官に、元イタリア代表監督のクラウディオ・チェーザレ・プランデッリ(Claudio Cesare Prandelli)氏が就任することを発表した。
2014年にトルコ1部リーグのガラタサライ(Galatasaray)で4か月間だけ指揮を執って以来、プランデッリ氏はフリーの身だったが、バレンシアは声明で「クラブとプランデッリ氏が合意に達したことをファンにお伝えします。契約は2018年6月30日までとなっています」と発表している。
59歳のプランデッリ氏は、2012年の欧州選手権(UEFA Euro 2012)でイタリア代表を決勝まで導いたが、2014年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)ではグループリーグ敗退に終わった。
バレンシアは2日にアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)戦を控えているが、試合はコーチのボロ(Salvador Gonzalez Marco 'Voro')氏が暫定的に指揮を執り、プランデッリ氏は観戦する予定となっている。
今季のバレンシアは、リーグ開幕から4連敗を喫しており、9月にはパコ・アジェスタラン(Pako Ayestaran)監督が解任された。そしてコーチのボロ氏が暫定的にチームを引き継いで以降、チームはアラベス(Alaves)とCDレガネス(CD Leganes)に連勝している。
プランデッリ氏は、シンガポール人のピーター・リム(Peter Lim)氏がクラブのオーナーに就任して以来、チームを任された4人目の指揮官となる。
リム氏が就任して以降、フルシーズンでチームを率いたのはヌーノ・エスピリト・サント(Nuno Espirito Santo)氏だけで、昨季は欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2015-16)に出場しながらも、昨年11月に辞任した。
その後、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)で主将を務めた実績を持つギャリー・ネビル(Gary Neville)氏がチームの指揮を執ったが、悪夢のような4か月を経て今年3月に解任されると、チームはアジェスタラン氏へと引き継がれた。(c)AFP