キリオスがゴフィンを下して優勝、ジャパンオープン
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【10月10日 AFP】男子テニス、楽天ジャパンオープン(Rakuten Japan Open Tennis Championships 2016)は9日、シングルス決勝が行われ、第6シードのニック・キリオス(Nick Kyrgios、オーストラリア)が4-6、6-3、7-5で第5シードのダビド・ゴフィン(David Goffin、ベルギー)を下し、今季3勝目となる優勝を果たした。
優勝したキリオスはこの日、最速時速220キロのサーブを矢継ぎ早にたたき込み計25本のエースを記録するなど、ゴフィンにリズムをつかむ時間を与えなかった。対するゴフィンも素早いフットワークと長いラリーで相手にプレッシャーを与えようとしたが、キリオスのサーブに圧倒された。また、世界ランキング15位のキリオスは鋭いグラウンドストロークも披露し、12本あったブレークポイントのうち11本をしのぐことに成功している。
2時間に及ぶ試合を制したキリオスは試合後、「サーブが難しい局面から救ってくれたと思う。ダビドは対戦相手にコートを小さく感じさせることができる選手だ。とてもタフな試合だった」と振り返った。
一方、敗れたゴフィンはラリー戦に持ち込み、相手が先にミスを犯す展開を試みたと言うが、立て続けに決まる強烈なサーブの前に屈した。
ゴフィンは試合後、「私の方がラリー戦では勝っていたから、彼(キリオス)も良いサーブを打たなければいけなかったと思う。時速215キロのサーブをライン上に打ってきた。どこに飛んでくるか読んでいても、返すのは難しい」と語った。(c)AFP