【2月3日 AFP】男子ゴルフ米国ツアー、ウェイスト・マネジメント・フェニックス・オープン(Waste Management Phoenix Open 2017)は2日、米アリゾナ(Arizona)州スコッツデール(Scottsdale)のTPCスコッツデールGC(TPC Scottsdale)で開幕し、連覇を狙う松山英樹(Hideki Matsuyama)が6アンダーで暫定2位発進を果たした。

 松山は昨年10月に日本オープン(Japan Open Golf Championship 2016)を制すると、世界ゴルフ選手権(World Golf Championships)のHSBCチャンピオンズ(WGC-HSBC Champions 2016)、11月の三井住友VISA太平洋マスターズ(2016 Mitsui Sumitomo VISA Taiheiyo Masters)、そしてタイガー・ウッズ(Tiger Woods、米国)が大会ホストを務める12月のヒーロー・ワールドチャレンジ(2016 Hero World Challenge)で優勝を果たし、2017年の幕開けとなった今年1月のSBSトーナメント・オブ・チャンピオンズ(SBS Tournament of Champions 2017)でも、優勝したジャスティン・トーマス(Justin Thomas、米国)に次ぐ2位の成績を収めた。

 しかし、ソニーオープン・イン・ハワイ(Sony Open in Hawaii 2017)では27位タイ、ファーマーズ・インシュアランス・オープン(Farmers Insurance Open 2017)では33位タイと成績が落ち込んだ。昨年10月ほどの状況ではないと松山は語っているが、再びそこまで状態を上げられることを望んでいる。

 バックスタートとなったパー4の10番でバーディーを見事に決めた松山は、「今日はしっかりとボールを打てて、グリーンもとらえることができた。良いショットが多かった」と振り返った。

 昨年大会で松山は、4ホール目までもつれ込んだリッキー・ファウラー(Rickie Fowler、米国)とのプレーオフを制し、優勝を飾っている。

 単独首位には後半9ホールで3バーディー、1イーグルを記録して7アンダーとしたマット・クーチャー(Matt Kuchar、米国)が立ち、1打差でブレンダン・スティール(Brendan Steele、米国)と松山と続いた。以下、5アンダーの4位タイグループには5人、4アンダーの9位タイグループには9人が並んでいる。

 石川遼(Ryo Ishikawa)は3アンダーで18位タイグループにつけている。初日は日没サスペンデッドのため、9人がラウンドを終えることができていない。(c)AFP