バルサが4年連続国王杯決勝へ、退場のスアレスは出場停止に
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【2月8日 AFP】サッカースペイン国王杯(Copa del Rey 2016-17)は7日、準決勝第2戦が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)と1-1で引き分け、2試合合計スコア3-2で4年連続の決勝進出を果たしたが、ゴールを決めたルイス・スアレス(Luis Suarez)を含め、両チーム合わせて3人の退場者を出すなど荒れた一戦となった。
前半終了間際にバルセロナは、スアレスが第1戦に続いて得点を記録し、決勝進出に大きく前進した。しかし、スアレスは荒れ模様となった後半に退場処分を受け、アラベス(Alaves)対セルタ(Celta de Vigo)の勝者と対戦する5月の決勝への出場が不可能になった。
アトレティコは後半38分、直前にPKを外したケヴィン・ガメイロ(Kevin Gameiro)のゴールで同点に追いついたものの、スアレスが入団後初の退場処分を受けるなど2人少ない状況でバルセロナが逃げ切った。
スアレスとリオネル・メッシ(Lionel Messi)に得点を奪われ、第1戦を1-2で落としていたアトレティコは、決勝に進むために敵地カンプ・ノウ(Camp Nou)で2006年以来となる勝利が必要とされていた。
バルセロナはハーフタイム直前、メッシがアトレティコのディフェンスを切り裂くと、シュートは相手GKミゲル・アンヘル・モヤ(Miguel Angel Moya)に弾かれたものの、こぼれたボールにスアレスが詰め、今季公式戦通算23得点目を記録した。
対するアトレティコは後半5分、ディエゴ・ゴディン(Diego Godin)がけがで途中交代を余儀なくされ、恋人へのDV容疑でわずか5日前に逮捕されたリュカ・エルナンデス(Lucas Hernandez)を投入した。
後半12分にフィリペ・ルイス・カスミルスキ(Filipe Luis Kasmirski)へのファウルでバルセロナのセルジ・ロベルト(Sergi Roberto)が2度目の警告を受け、数的優位に立ったアトレティコだが、同24分にヤニック・フェレイラ・カラスコ(Yannick Ferreira Carrasco)がアルダ・トゥラン(Arda Turan)を倒し、この試合2枚目のイエローカードをもらってしまった。
アトレティコは後半35分にペナルティーエリア内でガメイロがジェラール・ピケ(Gerard Pique)に倒されてPKを得ると、ここまで7本中5本のPKを外しているアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)はガメイロにキッカーを譲ったが、ガメイロの放ったシュートはクロスバーを大きく越えた。
そのわずか3分後、グリーズマンのクロスにガメイロが合わせて同点に追いつき、延長戦に持ち込むためにもう1点を目指したアトレティコだが、2010年以降の国王杯ではレアル・マドリード(Real Madrid)にしか負けていないバルセロナが最後はしのぎきった。(c)AFP