コカイン購入の元オールブラックスらを訴追、母国からも批判の声
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【2月27日 AFP】ラグビー元ニュージーランド代表のアリ・ウィリアムズ(Ali Williams)がコカインを購入した罪、同元オーストラリア代表のジェームズ・オコーナー(James O'Connor)がコカインを所持していた罪で、それぞれ訴追された。フランス当局が26日、発表した。
仏ラグビーリーグ、トップ14でプレーする2人は25日午前3時ごろ、仏パリ(Paris)のシャンゼリゼ(Champs Elysees)通り付近にあるナイトクラブの外でコカイン2.4グラムを所持していたところを逮捕された。2人は26日午後に拘束を解かれたが、コカインの購入を認めた35歳のウィリアムズは後日出廷することになっており、オコーナーもコカイン所持の罪で罰金が科せられるという。
こうした事態を受け、ウィリアムズの母国ニュージーランドのメディアは27日、地元で行われたラグビーW杯(Rugby World Cup 2011)優勝メンバーの同選手を強く非難している。
地元メディアのフェアファックス・ニュージーランド(Fairfax New Zealand)でコラムリストを務めるケビン・ノーキー(Kevin Norquay)氏は、「アリ・ウィリアムズはオールブラックス(All Blacks、ニュージーランド代表の愛称)の誇り高き名を白い粉で汚した」とし、同選手の行為は許されないものだと語った。
「報道されるウィリアムズの違法行為は、単に彼自身や妻、子どもといった近しい人物に損害を与えただけではない。彼はオールブラックスのレガシーも傷つけた」 (c)AFP