【3月26日 AFP】スーパーラグビー(Super Rugby 2017)は25日、第5節の試合が行われ、苦しい戦いの続くサンウルブズ(Sunwolves)は、ここまで無敗のストーマーズ(DHL Stormers、南アフリカ)を相手に合計10トライが生まれる打ち合いを演じたものの、31-44で敗れて今季初勝利はならなかった。

 試合の大半の時間帯で、流れが途切れないハイスピードな展開が続く中、サンウルブは斬新な攻撃でストーマーズを苦しめたものの、大舞台での経験に勝る相手に体力を奪われていくと、試合の最後の4分の1は完全に圧倒され、大会通算2勝目はお預けとなった。

 後半途中まで20-31とリードを許しながらも、そこから一気に24得点を奪って開幕4連勝を飾ったストーマーズのロビー・フレック(Robbie Fleck)ヘッドコーチ(HC)は、途中で作戦を変更したことを明かしている。

「最初のプランがあまりうまくいかなかったので、戦術を変更しなければならなかった」

「サンウルブズはスマートなチームで、非常に良く鍛えられている。難しい試合になるのはわかっていたが、それでもいくつかのプレー、特にわれわれの裏へ蹴ってくるプレーには驚かされた。しかし選手はパニックにならず、うまく対応して反発力を見せてくれた」

 一方、サンウルブズのフィロ・ティアティア(Filo Tiatia)HCは「ストーマーズは非常に強いチームで、そのチームを大いに苦しめられたのは良い兆候だ」と語った。

「私たちは新しいチームで、日々成長しているところだが、それでもまた隙を与えてしまったのも事実。このチームには、自分たち自身が最大の敵という場面が何度かある。いくつかの判断ミスで状況を悪くしてしまった。そうした小さい部分を改善していかなくてはならない」(c)AFP