【6月16日 AFP】男子ゴルフ米国ツアーメジャー第2戦、全米オープン選手権(2017 US Open Championship)は15日、米ウィスコンシン(Wisconsin)州のエリンヒルズ(Erin Hills)で開幕し、同大会では30年ぶりの快挙となる2年連続優勝を目指す世界ランク1位のダスティン・ジョンソン(Dustin Johnson、米国)は、出入りの激しい初日のラウンドにも慌てふためくような様子をみせていない。

 この日は完璧なコンディションでロースコアが続出するなか、ジョンソンは不本意にも3オーバーをたたき、初日トップに立ったリッキー・ファウラー(Rickie Fowler、米国)に10打差の102位タイ発進となってしまった。

 大会前のブックメーカーの予想で優勝候補に挙げられていたジョンソンは、ゴルフ界屈指の飛ばし屋として、全米オープン史上最長コースとなった今大会は理想的な試合になると思われていた。

 32歳のジョンソンは試合後、パットに苦戦して勢いに乗れなかったラウンドを反省しながら振り返り、「パットが不調で絶好の機会を何度も失ってしまった。それが大きかった。3パット以外のホールはイーブンパーだった。だけど、チャンスでいくつか入っていれば、2アンダーまでは伸ばせた。絶好調ではなかったが、十分に良いスコアを出せたはずだった」とコメントした。

 後半に9ホール連続でパーセーブを記録する安定感をみせたジョンソンは、プレーがスコアに反映されていないことに不満を抱いており、「3オーバーだったのは少し不満だ」と述べている。

「プレーはそれほど悪くなかった。パットがあまり良くなかっただけだ。まずいパットを打っていたという意味ではなく、スピードが少し足りなかったんだ。打球がカップを回ってしまったり、カップの手前をかすめたりするミスもあった」と話した。

「プレーは好調だ。きょうはフェアウエーもキープできてスコアにつなげられた。だけど、もっとうまく転がせたはずだ。スイングも好調で全体的に良い感触だ。あとはもう少しパットを決める必要がある」 (c)AFP