「生き返った気分」、テベスがボカ復帰戦で勝利に貢献
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【1月29日 AFP】世界最高給で契約した中国スーパーリーグ(1部)の上海申花(Shanghai Shenhua)を1年で退団し、アルゼンチン1部リーグのボカ・ジュニアーズ(Boca Juniors)へ復帰したカルロス・テベス(Carlos Tevez)が28日、CAコロン(CA Colon)戦に先発出場し、1ゴールを演出してチームの2-0の勝利に貢献した。テベスは復帰初戦を終えて「生き返った」気分だと語った。
マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)やユベントス(Juventus)といった欧州のクラブでプレーし、次週には34歳となるテベスは、悲惨な結果しか残せず、物議も醸した中国挑戦を早々に諦め、今月にボカ復帰を果たした。テベスは2001年から2004年と、2015年から2016年にかけてボカに所属しており、これが3回目の在籍となる。
ゲームキャプテンに指名されたテベスは、実戦に必要な体力が戻らない中で、ナイタン・ナンデス(Nahitan Nandez)のゴールをおぜん立てし、さらには相手選手のタックルを浴びて退場に追い込む要因を作った。
テベスは試合後「生き返った気持ちがしたし、心が躍った。ファンが以前と同じ愛情を示してくれたことも力になった。一瞬一瞬が楽しかったよ。苦しむ自分は僕自身が見たくない。ここにいられてすごく幸せだ。家族もすごく苦しんだけど、これからは前に進んでみんなに喜びを与えられるようにしたい」と話した。
テベスは先日、世界最高の週給73万ユーロ(約9930万円)にも上るといわれる報酬をもらいながらも本領を発揮できず、大きな批判を集めた中国での日々について「7か月の休暇を過ごした後だから調子は良い」と冗談めかして話していた。
この勝利で、リーグ首位に立つボカは勝ち点を33に伸ばし、2位サン・ロレンソ(San Lorenzo)との勝ち点差を6に広げている。テベスは間もなく本格的に開幕するリベルタドーレス杯(Copa Libertadores de America 2018)で、クラブを11年ぶりの南米王者に導くことを目指している。(c)AFP