【3月11日 AFP】17-18スペイン1部リーグは10日、第28節の試合が行われ、リオネル・メッシ(Lionel Messi)が不在のFCバルセロナ(FC Barcelona)は2-0で10人のマラガ(Malaga CF)に勝利し、2位との勝ち点差を暫定で11ポイントに広げた。

 夫人の第3子出産に立ち会ったメッシが病室のテレビで戦況を見つめる中、バルセロナは前半30分までにルイス・スアレス(Luis Suarez)とフィリペ・コウチーニョ・コレイア(Philippe Coutinho Correia)のゴールで2点を先行すると、直後にジョルディ・アルバ(Jordi Alba)へのファウルでサムエル(Samuel Garcia Sanchez)が退場となった。

 12試合未勝利の状況で1人少なくなったマラガは大敗する恐れもあったが、バルセロナも欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2017-18)、決勝トーナメント1回戦第2戦のチェルシー(Chelsea)戦を見据えてか、さほどペースを上げることはなかった。

 メッシの離脱について、チームを率いるエルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)監督は「今朝、家を出る前に知ったが、すでにクラブの代表から連絡を受けていたし、本人からも事情は聞いていた」と話した。

 監督は「大体の時期はすでにわかっていた。どう試合を進めるかはすでにはっきり決めていたから、穴を埋めるのはさほど難しくなかった」と話した。実際、スアレス、コウチーニョ、そしてウスマン・デンベレ(Ousmane Dembele)はメッシの穴を感じさせない素晴らしいプレーを見せており、監督もそのことを喜んでいると思われる。

 メッシは本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)で行われるチェルシー戦の前にはチームに合流するとみられている。第1戦は1-1の引き分けに終わっている。(c)AFP/Tom ALLNUTT