降り注ぐ強い日差しの下、自由を求めて移動する罪なき人々。
世界は残酷だ。平和に暮らし幸せな生活を送る人がいる一方で、故郷を失った人・故郷を去らなければならない人もいる。グローバル化は我々に多くの恩恵をもたらすと同時に貧富の差を拡大させた。
写真は中米からアメリカに向けて移動するキャラバンの一行。数千キロ以上歩いてきた親子と思われる二人の表情は曇り、終わりなき羇旅に希望の光を失いかけてしまっている。
この先に待ち受ける大きな壁の向こうに広がる景色は、天国か地獄か。
募る不安に対し太陽は燦燦と輝いている。

明治大学　仲矢 光希　移民セクション