【9月26日 CNS】第5回中日韓産業博覧会と第2回中日韓貿易投資商談会が20~22日、中国・山東省(Shandong)イ坊市(Weifang)で開催された。中国、日本、韓国など21か国・地域から451社が参加し、最新の研究開発成果を展示し、ビジネスチャンスを探った。

 会場では、ロボット、スマートホーム、高性能デジタル制御工作機械のほか、ブランド車、国際的食品、文化観光などの展示エリアが人気を集めた。華為技術(ファーウェイ、Huawei)、パナソニック(Panasonic)、シーメンス(Siemens)、中国航天科技集団(China Aerospace Science and Technology CorporationCASC)などの世界トップ500企業が最新の技術成果を紹介し、見学者が先端技術の体験をした。

 今年の博覧会は「産業の知能化を高め、開放・融合によりウィンウィンを実現する」をテーマに、展示会やフォーラム、貿易・投資商談会を設けた。展示エリアの総面積は4.9万平方メートルで、参加企業451社のうち海外企業は193社。「中日韓産業協力発展フォーラム」も同時に開かれ、専門家が中国、日本、韓国の経済統合や産業の協力・開発について議論。「中日韓+X」という幅広い協力メカニズムの構築についても話し合った。

 韓国・江原道(Gangwon-do)平昌(Pyeongchang)の企業、WooriDoのCEO、チョ・ジェヨン(Cho Jae-Young)氏は「今回参加したのは、2018年冬季五輪の開催地だった平昌をより多くの人に知ってもらい、中国人観光客を呼び込むことが目的だ。さらに、わが社の健康商品を中国で販売するビジネスチャンスも探っている」と話した。

 2015年から始まった中日韓産業博覧会では、143件の契約プロジェクトが成立。約30か国・地域の30以上の産業分野で、総投資額767億3000万元(約1兆1600億円)、総貿易額216億5000万元(約3272億円)の取引を実現した。(c)CNS/JCM/AFPBB News