エルトン・ジョン、肺炎でNZ公演切り上げ
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【2月17日 AFP】英歌手エルトン・ジョン(Elton John、72)が16日夜、体調不良のためニュージーランドでのコンサートを途中で切り上げた。マイコプラズマ肺炎を患っていることを明かし、ファンに対して涙ながらに謝罪している。
タフなワールドツアー中のジョンはこの日、オークランド(Auckland)のマウント・スマート・スタジアム(Mount Smart Stadium)で公演。グランドピアノの前でパフォーマンスを披露したが、いつもの歌声は出ていなかった。
途中で聴診器による医師の診察を受けた後、ジョンはさらに2曲を懸命に歌ったが、セットリストの半分を辛うじて終えたところでコンサートを中止した。
ジョンはしわがれた声で、観客に「歌えない。声を完全に失ってしまった」「行かなければならない。申し訳ない」と語った。
その後、ジョンはツイッター(Twitter)への投稿で「きょう、マイコプラズマ肺炎だとの診断を受けていた。ただ、できる限りの最高のショーを皆さんに届けようと(公演決行を)決めた」と打ち明けた。「心の底から、歌えなくなるまで歌った。がっかりしているし、悔しいし、申し訳ない。私は全力を尽くした」
折しも世界各国は、中国で発生した新型コロナウイルス感染による肺炎の拡大に厳戒態勢を取っている。ニュージーランドではこれまでのところ感染例は報告されていない。(c)AFP