【8月5日 Xinhua News】中国自然資源部は3日、海洋観測衛星2機の野外での較正(キャリブレーション)試験を内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)で終了したと発表した。

 35日間におよぶキャリブレーション試験は、中国空間技術研究院(CAST)からのスタッフの協力を得て、国家衛星海洋応用センター(NSOAS)によって行われた。

 今回、中国の「海洋2号B」衛星と中仏海洋衛星の主な搭載機器(ペイロード)であるマイクロ波散乱計のキャリブレーションの試験が実施された。この2機の海洋観測衛星は、2018年10月に打ち上げられた。

 マイクロ波散乱計はマイクロ波を海面に照射することで、海面の風力・風向、波の様子を観測することができる。

 同部によると、試験では期待通りの結果が得られたという。(c)Xinhua News/AFPBB News