【SDGsニュースを振り返る】7月1日〜7月7日
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【7月10日 AFPBB News】1週間のSDGsニュースを振り返る。
・フランスで1日、父親の有給の育児休暇の日数を14日間から28日間に引き上げる法律が施行された。父親の新生児育児への関与を深めることを目指すもので、欧州でも最多レベルの日数となった。
・日産自動車(Nissan Motor)は1日、英国初となる電気自動車(EV)向けバッテリーの大規模工場を、イングランド北東部サンダーランド(Sunderland)に建設する計画を発表した。同地で新型EVの製造も行う。
・気温52度を記録したイラクでは1日以降、南部で停電が発生し、多くの人が猛烈な暑さにひたすら耐える生活を余儀なくされている。
・ウクライナは来月、旧ソ連からの独立30年を記念する軍事パレードを実施する予定で、国防省は2日、戦闘服の女性兵士らがヒールのある靴を履いて行進している写真を公開した。
ホームレスの手作り帆船、神父との約束15年目に完成 ポーランド
・帆船は「ボグスラブ神父(Father Boguslaw)」号と命名された。船名の由来となったボグスラブ・パレチニ(Boguslaw Paleczny)神父は2006年、ホームレスの人々の社会復帰を促す目的でこの現実離れしたプロジェクトを立ち上げた。ポーランドの首都ワルシャワを流れる川沿いの港。貯炭場やごみ捨て場と並んで、鉄でできた帆船が初航海を待っている。ホームレスの人々が力を合わせ、14年以上かけて製作したものだ。
プラスサイズ女性の美人コンテスト、狙いは差別解消 パラグアイ
・南米パラグアイの首都アスンシオンで3日、プラスサイズ女性の美人コンテスト「ミス・ゴルディータ(ミス・ぽっちゃりの意、Miss Gordita)」が行われた。今回で9回目の開催となる同コンテストは、人口の60%近くが過体重か肥満のパラグアイにおいて、過体重の人に対する差別を無くすことを目的としている。
・チャドの首都ヌジャメナの中心部では、多くの女性がコンクリートやセメント、れんがなどの粉砕作業に従事している。12時間労働の日もある。近くでは子どもたちが、ちりと45度の熱気の中を歩き回る。「今は1日12時間働いていますが、少なくとも誰にも怒られず、子どもたちを養って学校に通わせることができます」とハビバさん。「私は自由です」と満面の笑みを浮かべた。
・フランスで6日、カンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)が開幕した。映画祭は今年、使用するレッドカーペットの量を従来の半分にするなど、環境への配慮を宣言している。だが、プライベートジェットの使用や大量消費で成り立っている映画業界に変化をもたらすことはできるのだろうか。気候変動をテーマにした映画を上映した後に大規模なパーティーを催し、会場では何トンものごみが出る。参加者も、世界中から飛行機でやって来る。
(c)AFPBB News