中国でセルフのペットシャワー店が登場 通常店舗の半額料金
このニュースをシェア

【9月4日 CNS】犬・猫のペット数が計1億匹を超え、空前のペットブームが続く中国。最近は飼い主が自分でペットのシャンプーができるセルフ店舗が登場している。
呉傑(Wu Jie)さんは四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)温江区(Wenjiang)で今年からペットシャワーのセルフ店を経営している。自宅で愛犬を洗うたびに浴槽の掃除が面倒で家中に犬の毛が飛び交うため、セルフ店を思いついたという。
24時間営業なので、仕事帰りのサラリーマンがペットショップの閉店時間を心配するような必要がなくなる。利用者はペットを浴槽に入れた後、QRコードをスキャンしてシャワーを始める。浴槽は使用後に機械が自動的に消毒し、スタッフも定期的に消毒作業をしている。
最大の利点は価格の安さ。最初の10分間は8元(約136円)、それから延長するたびに1分0.6元(約10円)を追加する。呉さんは「ペットショップ店でシャワーする半分ほどの価格で済みます」と話す。
四川省ペット協会の張勇兵(Zhang Yongbing)事務局長は「セルフ店は新しいビジネス形態だ。今後、いくつかの課題をクリアしていけば、広く普及する潜在力を持っている」と話す。無人店舗なので機械にトラブルが起きた時にどう対処するか、衛生面の水準を常にキープできるか、ペットに感染症がないことをどう確認するかなどが今後の課題という。張氏は「安全面や衛生面の課題を解消した上で、ペットショップと同じようにシャワーやケアの方法をいくつかメニュー化したり、ペットの美容師を常駐したりすれば、ニーズはさらに高まる」とみている。(c)CNS-成都商報/JCM/AFPBB News