米バージニア州知事選、共和党候補当選確実
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【11月3日 AFP】(更新)米主要メディアは3日、ジョー・バイデン(Joe Biden)政権の今後を占う試金石とみられていたバージニア州知事選で、共和党候補のグレン・ヤンキン(Glenn Youngkin)氏の当選が確実になったと報じた。
開票率95%で投資ファンド出身で政治経験のないヤンキン氏が民主党候補のテリー・マコーリフ(Terry McAuliffe)前知事を2.7ポイント上回り、NBCとCNN、ABCがヤンキン氏の当選確実と伝えた。
知事選は当初、マコーリフ氏の圧勝とみられていたが、終盤に大接戦となった。来年の中間選挙の前哨戦と位置づけられており、マコーリフ氏の敗北はバイデン政権にとって大きな打撃となる。
ヤンキン氏は支持者の前で自身の勝利を「決定的瞬間」と呼び「共にこの州の軌道を変えていこう。初日から改革に着手する」と語った。
知事選は、ヤンキン氏を当初から支持していたドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領とバイデン氏の「代理戦争」として全米の関心を集めた。
中間選挙でトランプ氏の支持基盤を利用したいが毒々しい「トランプ色」に染まることは避けたい全米の共和党議員にとって、ヤンキン氏の選挙戦はモデルケースの一つとなりそうだ。(c)AFP/ Bastien INZAURRALDE, with Frankie TAGGART in Washington