【12月18日 AFP】流れ星の正体は、メテオロイド(流星体)と呼ばれる宇宙空間を漂う固体粒子だ。

 楕円(だえん)軌道を回る彗星(すいせい)が太陽に近づくと、表面の氷が解け、固体粒子を放出する。これらの粒子が彗星の尾となり、同一の軌道を回る。

 地球が彗星の軌道を横切る時、多数の流れ星が見られることがある。これを「流星雨」という。

 流れ星が見えるのは、固体粒子が秒速15~70キロの速度で地球の大気に突入した時だ。

 粒子が地表に向けて落下する際、大気との摩擦で非常に高温になりガス化する。このガスが大気と衝突して光を発し、尾を引いたような形になる。

 地球でこういった現象がよく見られるのは夏だ。空が晴れ、寒くない夜には観察もしやすい。(c)AFP