韓国、北京五輪の外交ボイコット否定
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【12月13日 AFP】韓国の文在寅(ムン・ジェイン、Moon Jae-in)大統領は13日、訪問先のオーストラリアの首都キャンベラで、来年2月の北京冬季五輪の外交的ボイコットについて「検討していない」と否定した。
北京冬季五輪をめぐっては、中国政府による新疆ウイグル自治区(Xinjiang Uighur Autonomous Region)での人権侵害や香港の民主主義運動の弾圧を背景に、米国、豪州、英国、カナダが相次いで外交的ボイコットを表明。これに対し中国は、4か国は「代償を払う」と警告している。
文氏は「米国をはじめいかなる国からも外交的ボイコットに加わるよう求められたことはない」と語った。韓国は自由で開かれた太平洋地域の促進を望んでいるとする一方、朝鮮半島における和平実現に向け中国の役割を考慮する必要があるとも述べた。
「北朝鮮の非核化には中国の建設的な働き掛けが必要だ」とし、韓国は中国との友好関係を望んでいると語った。(c)AFP