【1月7日 AFP】フランス・アイススポーツ連盟(FFSG)は6日、平昌冬季五輪のフィギュアスケート・アイスダンスで銀メダルを獲得したガブリエラ・パパダキス(Gabriella Papadakis)/ギヨーム・シゼロン(Guillaume Cizeron)組が、次週行われる欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships 2022)の出場を辞退したと明らかにした。

 世界選手権(ISU World Figure Skating Championships)で4度の優勝を誇るパパダキス/シゼロン組にとっては、12日からエストニアで開催される欧州選手権が、来月4日に開幕する北京冬季五輪前の最後の実戦になるはずだった。

 FFSGは欠場の理由について「世界、特に欧州における衛生状況や新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、カナダ・モントリオールを練習拠点としている同カップルは、渡航して感染リスクを取るのは合理的でないと判断した」と説明し、「現段階において検査で陽性が確認されれば、準備に影響が出る上に五輪の参加も危ぶまれる」とコメントした。

 新型ウイルスのパンデミック(世界的な大流行)で1年8か月にわたって活動を休止していたパパダキス/シゼロン組は、昨秋から国際大会に復帰し、今季ここまで3勝を記録している。(c)AFP