【1月13日 AFP】フィギュアスケート欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships 2022)は12日、エストニア・タリンで男子シングル・ショートプログラム(SP)が行われ、元ジュニア世界王者のアンドレイ・モザリョフ(Andrei Mozalev、ロシア)が首位発進した。

 2位にはマルク・コンドラチュク(Mark Kondratiuk)、3位にはエフゲニー・セメネンコ(Evgeni Semenenko)が続き、ロシア勢が上位を独占した。

 ミハイル・コリヤダ(Mikhail Kolyada)の負傷欠場を受けて急きょ出場したモザリョフは、米国人音楽家Drehz作曲の「ハート・クライ(Heart Cry)」に乗せた演技で99.76点を獲得した。

「日曜日(9日)に初めて出場を知らされて、月曜日にはタリン行きの飛行機に乗らなければならなかった」と話したモザリョフは、「いつものように落ち着いて準備した。代役の一番手だったから、コンディションを保たなければならなかった。いつでも行く準備はできていた」と話した。

 コンドラチュクとセメネンコは、共にパーソナルベストの99.06点と99.04点を記録しており、首位から3位までは1点差以内で14日のフリースケーティング(FS)を迎える。

 ペアSPでもロシア勢が上位を独占。アナスタシヤ・ミーシナ(Anastasia Mishina)/アレクサンドル・ガリアモフ(Aleksandr Galliamov)組が82.36点で首位に立ち、エフゲニア・タラソワ(Evgenia Tarasova)/ウラジーミル・モロゾフ(Vladimir Morozov)組が81.58点で2位、アレクサンドラ・ボイコワ(Aleksandra Boikova)/ドミトリー・コズロフスキー(Dmitrii Kozlovskii)組が76.26点で3位につけた。(c)AFP