【2月8日 AFP】北京冬季五輪は8日、フィギュアスケート男子シングル・ショートプログラム(SP)が行われ、米国のネイサン・チェン(Nathan Chen)が世界最高得点の113.97点をたたき出して首位発進した。鍵山優真(Yuma Kagiyama)が108.12点で2位に続き、宇野昌磨(Shoma Uno)が105.90点で3位につけた。

 世界選手権(ISU World Figure Skating Championships)で3連覇中のチェンは、最大のライバルである羽生結弦(Yuzuru Hanyu)が保持していたSP歴代1位の111.82点を軽々と更新し、唯一手にしていない主要タイトルの五輪金メダルに一歩近づいた。

 一方、五輪2連覇中の羽生は、序盤で珍しくジャンプにミスが出て、95.15点でまさかの8位と出遅れた。3連覇達成には、フリースケーティング(FS)で20点近くの差を縮める必要がある。(c)AFP