【3月10日 AFP】米大リーグ機構(MLB)は9日、選手会(MLBPA)との労使交渉が再び平行線に終わったとして、さらなる公式戦の中止を発表した。これにより2022年シーズンの開幕は早くても4月14日となった。

 MLBのロブ・マンフレッド(Rob Manfred)コミッショナーは、「合意に向けて懸命に努力し、選手とファンのために大幅な改善を伴う公平な契約を提示した。現在の状況が競技や全ての関係者、特に忠実なファンに影響を与え続けていることを悲しく思う」とコメントを発表し、開幕の再延期を明かした。

 新シーズンは当初、今月31日に開幕する予定だったが、交渉が不発に終わり、すでに延期が決まっていた。

 選手たちは昨年12月1日に旧労使協定が失効して以来、球団オーナー陣からロックアウトされており、両者は2月から新協定の条件をめぐって争っている。(c)AFP