【7月3日 AFP】ソーラーパネルは太陽の光から電気をつくる装置だ。

 その発電原理の光起電力効果は、1839年にフランスの物理学者アントワーヌ・ベクレル(Antoine Becquerel)によって発見された。

 ソーラーパネルはシリコン製の電子部品でできている。シリコンは砂から得られる半導体だ。

 ソーラーパネルに光子(光の粒子)が当たると、シリコンの電子が動き、電気の流れが生じる。

 電流は、ソーラーパネルを直列につないだ「ストリング」と呼ばれる回路を通る。

 電流はインバーターで交流に変換され、蓄電池にためられる。

 電気はその場で利用することも、電力会社に売ることもできる。

 ソーラーエネルギーは無尽蔵でクリーン。必要なのは熱ではなく日射なので、曇りでも発電可能だ。

 太陽光発電の発電容量は、理想的な条件で発電できる最大電力(単位はkWp)で示す。

 ソーラーパネルの出力は日射量、緯度、パネルの向き、表面状態などによって変わる。

 世界の電力需要の約2%がソーラーパネルで賄われている。(c)AFP