【6月30日 AFP】7月2日にフランスとのテストマッチシリーズ初戦に臨むラグビー日本代表の登録メンバーが30日、発表された。試合が行われる愛知県豊田市の最高気温は35度と予想されているが、ジェイミー・ジョセフ(Jamie Joseph)ヘッドコーチ(HC)は、チームは暑さにも冷静に対応できるはずだと話した。

 シックスネーションズ(Six Nations Rugby 2022)王者フランスとの「壮大なチャレンジ」に向け、ジョセフHCは43-7で勝利した25日のウルグアイ戦から先発を6人変更。ベスト8に入った2019年W杯日本大会(Rugby World Cup 2019)で活躍したベテランのヴィンピー・ファンデルヴァルト(Wimpie van der Walt)と山中亮平(Ryohei Yamanaka)が先発に復帰した。

 また、齋藤直人(Naoto Saito)、堀江翔太(Shota Horie)、野口竜司(Ryuji Noguchi)の3人は、新型コロナウイルス陽性のため離脱となった。

 6月としては記録的な暑さとなる中、選手にとっては対応が難しいコンディションになるだろうとジョセフHCは認めたが、フランスの方が「大変だろう」とみている。

 新型コロナウイルスの影響を受け、W杯後に戦ったテストマッチはわずか8試合となっている日本代表。ジョセフHCは「テストマッチの試合数という点で、われわれはかなり遅れている。けがで一部の主力選手がいないことも、さらに状況を厳しくしている」としつつ、フランス戦を「チームのスタート地点」と位置づけた。

先発メンバー:稲垣啓太(Keita Inagaki)、坂手淳史(Atsushi Sakate)、ヴァルアサエリ愛(Asaeli Ai Valu)、ヴィンピー・ファンデルヴァルト、ジャック・コーネルセン(Jack Cornelsen)、リーチマイケル(Michael Leitch)、ベン・ガンター(Ben Gunter)、テビタ・タタフ(Tevita Tatafu)、茂野海人(Kaito Shigeno)、山沢拓也(Takuya Yamasawa)、シオサイア・フィフィタ(Siosaia Fifita)、中野将伍(Shogo Nakano)、ディラン・ライリー(Dylan Riley)、ゲラード・ファンデンヒーファー(Gerhard van den Heever)、山中亮平

リザーブメンバー:、橋本大吾(Daigo Hashimoto)、森川由起乙(Yukio Morikawa)、垣永真之介(Shinnosuke Kakinaga)、ワーナー・ディアンズ(Warner Dearns)、ファウルア・マキシ(Faulua Makisi)、中嶋大希(Daiki Nakajima)、李承信(Lee Seung-shin)、高橋汰地(Taichi Takahashi

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