グライナー選手解放はバイデン氏の「優先事項」 米政府発表
発信地:ワシントンD.C./米国
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【7月6日 AFP】バスケットボールの米女子プロリーグ(WNBA)のブリトニー・グライナー(Brittney Griner)選手(31)が、薬物を所持していたとしてロシアで逮捕された件で、米ホワイトハウス(White House)の報道官は5日、同選手の解放をジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領も「優先事項」と考えていると話した。
五輪米代表として、金メダル2個を獲得しているグライナー選手は、大麻オイルをロシアへ不法に持ち込んだ疑いで2月に逮捕され、1日から始まった裁判では最長で禁錮刑10年を科される可能性もある。
4日には、グライナー選手からバイデン大統領に宛てられた、手書きの書簡の一部を家族が公開し、その中でグライナー選手は、解放を勝ち取るために「できる限りのこと」をしてほしいと大統領に懇願している。
カリーヌ・ジャンピエール(Karine Jean-Pierre)大統領報道官は5日の定例会見で「大統領は確かに手紙を読んだ」と発表。詳しいことは語らず、「この件は大統領にとっての優先事項だ」と短く言及した。(c)AFP