ヤコブセンが欧州選手権V 大事故から2年 自転車ロードレース
発信地:ミュンヘン/ドイツ
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【8月15日 AFP】自転車ロードレースの欧州選手権(2022 UEC Road European Championships)は14日、男子エリートが行われ、2年前に生命を脅かす大クラッシュに遭ったファビオ・ヤコブセン(Fabio Jakobsen、オランダ)が接戦となったゴール前のスプリントを制し、優勝を果たした。
ヤコブセンは、スリップストリームを利用してティム・メルリエ(Tim Merlier、ベルギー)を追い抜き1位でフィニッシュした。同じくゴール前でメルリエをかわしたアルノー・デマール(Arnaud Demare、フランス)が2位に入った。
ヤコブセンは「欧州王者になれてうれしい」と喜び、「ここにたどり着くまでは長い道のりだった。(クラッシュについて)知っていればの話だが」と語った。
ヤコブセンは2020年のツール・ド・ポローニュ(Tour de Pologne 2020)で、バリアーに激突して金属製の柱に頭から突っ込み、5時間にわたる手術を受けた。7月に復帰後初めてツール・ド・フランス(2022 Tour de France)に出場し、ステージ勝利を挙げた際には「第二の人生のようなもの」と話していた。(c)AFP