千賀がメッツと合意報道 5年総額102億円超
このニュースをシェア
【12月12日 AFP】プロ野球(NPB)の福岡ソフトバンクホークス(Fukuoka Softbank Hawks)からフリーエージェント(FA)権を行使した千賀滉大(Kodai Senga)投手が、米大リーグ(MLB)のニューヨーク・メッツ(New York Mets)と5年総額7500万ドル(約102億6500万円)で契約合意したと、11日に複数の米メディアが報じた。
29歳の千賀は、ホークスで11シーズンを過ごし、2015年から2020年にかけて5度の日本シリーズ制覇に貢献。昨年の東京五輪では日本代表の一員として金メダルを獲得した。
MLBの公式サイトによれば、契約にはトレード拒否権と2025年シーズンの終了後にFAになれるオプトアウトの権利が含まれている。メディカルチェックを経て正式契約となる。
昨季のレギュラーシーズンで101勝を挙げたメッツは、抑え投手のエドウィン・ディアス(Edwin Orlando Diaz Laboy)と前月に再契約し、昨季ア・リーグのサイ・ヤング賞(Cy Young Award)に輝いたジャスティン・バーランダー(Justin Verlander)と2年総額8600万ドル(約117億4000万円)の契約を結んだ。
また、1番打者として活躍するブランドン・ニモ(Brandon Nimmo)とも8年総額1億6200万ドル(約222億円)で再契約したほか、リリーフ投手のデビッド・ロバートソン(David Robertson)とブルックス・レイリー(Brooks Raley)を補強。さらには先発左腕のホセ・キンタナ(Jose Quintana)も獲得し、マックス・シャーザー(Max Scherzer)やバーランダー、千賀と共にローテーションに加わることになる。
選手を多数補強したメッツの年俸総額は、MLB史上最高レベルの3億ドル(約410億円)以上になる可能性がある。(c)AFP